こんにちは☆まめこです＾＾

今日はピロリ菌の除菌とヨーグルトの因果関係についてお話します。

 

まずはピロリ菌についてちょろっと。

ピロリ菌はヘリコバクター・ピロリと言って、胃に生息する細菌です。

ピロリ菌が棲みついていると胃潰瘍や胃がんになるリスクがあがると言われているため、

ピロリ菌が見つかった人は積極的に除菌をする必要があるとされています。

40歳までに除菌に成功すれば胃がんのリスクを99パーセント防げるというデータもあるそうです。

以前はこの除菌の治療が自費だったのですが保険適応になったことで治療する患者様もかなり増えました。

 

こう書くと、あれ？私にはピロリ菌はいないのだろうか？？

って不安になってきませんか？（笑）

ではピロリ菌を見つけるためにはどのような方法があるのでしょうか？

主に胃の内視鏡検査で粘膜を採取し調べる方法、血液検査、尿検査、呼気での検査があります。

侵襲性も少なく、受けやすい検査になっていますね＾＾

 

では、実際にピロリがいたらどのような治療をするのでしょうか？

1次除菌（1回目の除菌）は、

①ランソプラゾール(30)1Cap　もしくは　オメプラゾール(20) 1 錠　もしくは　ラベプラゾール(10) 1 錠 を1 日2 回

②アモキシシリン（250） 3Cap（錠）を1 日2 回

③クラリスロマイシン（200） 1 錠または2 錠を1 日2 回

以上①〜③ の3 剤を朝、夕食後に1 週間服用します。

2次除菌（1回目の除菌が失敗におわった場合）は

①ランソプラゾール（30）1Cap　もしくは、オメプラゾール（20）1 錠　もしくは、ラベプラゾール（10）1 錠を1 日2 回

②アモキシシリン（250mg） 3Cap（錠）を1 日2 回

③メトロニダゾール（250mg） 1 錠を1 日2 回

以上①〜③の3 剤を朝、夕食後に1 週間服用します。

 

食事制限はありませんが、アルコール摂取はこの１週間は避けるよう指導が必要です。

（２次除菌のメトロニダゾールはアルコールと一緒になると悪酔いの原因になるので禁酒が不可欠！）

 

さて、ここでやっと本題です（笑）

ヨーグルトは腸内環境を整えると言われていますが、それはヨーグルトに含まれる善玉菌が悪玉菌を減らし、

体内にある乳酸菌を増やすことで起こっています。

ヨーグルトで除菌が出来るとしたらこの乳酸菌がピロリ菌をやっつけてくれるのでしょうか？

 

いえ、全ての乳酸菌が除菌が出来る訳ではありません。

除菌が出来る乳酸菌は限られています。

 

明治乳業で出ているLG−21☆

このLG−21というのが乳酸菌の名前なのですが、この乳酸菌はピロリを除菌することが出来ます。

実際に実験もされていて、このヨーグルトを８週間食べて完全に除菌することが出来た患者さんがいます。

LG−21のヨーグルトを食べると必ず除菌できるとは言い切れませんが

必ずピロリ菌を減らすことは出来ると言われています☆

 

病院によってはLG-21併用ピロリ菌除菌方法というのがあるみたいです＾＾

除菌薬服用前にあらかじめLG−21を食べておいて菌を弱らせておくとか。

 

まだピロリの検査をしていない方はぜひぜひ検査することをお勧めします☆

私も早めにやろ〜っと☆

 

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