やくたまブログ火曜日担当のきむ兄(医薬品学習研究所)です。
さあ、夏がやってきました!
夏と言えば、そう『初体験』ですね!!
ドラッグストアにお勤めの薬剤師さんは、知っている事でしょう。
夏休みになると、ブリーチとコンドームの売れ行きがいいことを。
しかも、普段は購入しない中高生が買っていきます。
私は男子校で、一夏の体験はぜんぜん縁がなかったのですが、最近の中高生は、ませています。(いや、自分が奥手だっただけか・・・。)
そこで、このブログを読んで下さっている薬剤師さんに質問です。
あなたは、10代で処女だとします。
夏休みに入る前に、子宮頸癌ワクチンは打ちますか?打ちませんか?
薬剤師であれば、その答えは持っていなければいけません。
なぜなら、その答えがなければ患者さんに相談されたときに、答える事ができないからです。
薬剤師という薬のプロフェッショナルであれば、自分なりの答えは持っておきましょう。
ちなみに、私なら接種します。
さて、今のは質問で、問題ではありません。
子宮頸癌の原因の一つはヒトパピローマウイルスです。
それをワクチンで予防することにより、子宮頸癌を予防するという事です。
また、各自治体より公費の助成もあり、ワクチン接種にも積極的な姿勢でしたが、厚生労働省は、子宮頸がんワクチンの接種を積極的に呼び掛けることを一時中止するよう全国の自治体に通知しました。理由はその副反応です。
ここで問題!
子宮頸癌ワクチン、サーバリックスの副反応として添付文書上、現在記載のないものはどれ?
1、発赤
2、失神
3、関節痛
4、腎機能障害
子宮頸癌ワクチンには様々な副反応が報告されています。
因果関係は死亡例も報告されており、そのリスクとベネフィットが議論されています。薬剤師はそのワクチンに対して、正しい知識を持たなければいけません。
ちなみに、サーバリックスの特設サイトはこちら
ガーダシルの特設サイトはこちら
答え!
答えは4。今のところ腎機能障害の副作用はありません。
最近、急性散在性脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群が追加になり、他にも、しびれや消化器症状など、様々な副作用が報告されていますので、もう一度添付文書等を確認しておきましょう。
今回はこの辺で。
あっ、ワクチンだけでなく、避妊も忘れずに!!
では、また今度〜♪
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