【難易度★☆☆】みんな苦手な漢方薬クイズ!part2!!甘草編

どうも、きむ兄です。

さて、本日は漢方薬クイズのpart2です。

一番メジャーといってもいい、この生薬、

 

『甘草』

 

 

本日は、甘草についてのクイズです。

問1、甘草の主治として間違っているのはどれ?

①体液の不足 ②咽痛 ③不安感 ④下痢

 

問2、甘草が入っていないのはどれ?ちなみに組成は?

①芍薬甘草湯 ②大黄甘草湯 ③桔梗湯 ④大建中湯

 

問3、甘草摂取により発現する副作用のひとつ、偽アルドステロン症の症状で間違っているのはどれ・

①低カリウム血症 ②高血圧 ③四肢脱力 ④下痢

 

 

 

さて、みなさんいかがでしょう?

今回も簡単ですか?

甘草は漢方に最も多く配合されている生薬です。

しっかり、押さえておきましょう。

 

では、解説!

問1の解説

甘草の主治は、体液の不足、咽痛、不安感です。

体液の不足を補う効果が印象としては強いでしょう。

 

問2の解説

芍薬甘草湯は、芍薬と甘草

大黄甘草湯は、大黄と甘草

桔梗湯は、桔梗と甘草

大建中湯は、山椒と乾姜と人参と膠飴

 

です。どれもシンプルな処方ですね。

漢方薬は一般的にシンプルな処方ほど早く効くと言われています。

芍薬甘草湯なんて、即効性ありますよね?

こむら返りが起きてからも、飲めば効きます。

患者さんの満足度の高い漢方薬のひとつです。

 

問3の解説

甘草を大量に服用すると、偽アルドステロン症が起こる。

これを知っている人は多いのですが、偽アルドステロン症は何か?

と、聞かれてちゃんと答えられる人は多くないんじゃないでしょうか?

そもそも、アルドステロン症ってなんでしょう?

アルドステロンが増加してしまい、高血圧、低カリウム血症、代謝性アルカローシス、四肢脱力などを引き起こします。

偽アルドステロン症は上記の症状がでますが、血漿アルドステロン濃度はむしろ下がります。そこが、偽、なんですね。

 

偽アルドステロン症については、厚生労働省から厚生労働省より「重篤副作用疾患別対応マニュアル:偽アルドステロン症」が公表されているので、こちらもご参考あれ。

http://www.info.pmda.go.jp/juutoku/file/jfm0611003.pdf

 

 

答えは④、④、④

すべて、④でした〜

 

さて、今回は長くなってしまいました。

最後までお付き合いありがとうございました。

本日はここまで!また今度〜

 

 

 

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薬剤師のたまご、たまり場やくたま
薬剤師のたまご、たまり場やくたま
☆薬剤師のたまご、薬剤師のたまり場
☆2012年発足
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